日本遺産とは、地域の歴史的魅力や特色を通じて
日本の文化・伝統を語るストーリーで、
文化庁が認定します。地域に点在する有形・無形の
様々な文化財群を整備して広く活用し国内外に
発信することで、地域活性化を図っていく
というものです。
と、いうことで
祝!日本遺産認定!
徳島県の9市町村が一丸となって申請していた
「藍のふるさと 阿波〜日本中を染め上げた
至高の青を訪ねて〜」が、日本遺産に認定されました。
認定されたストーリーの概要
「藍のふるさと 阿波
〜日本中を染め上げた至高の青を訪ねて〜」
古くから日本人の生活に深くかかわり、神秘的な
ブルーといわれた「藍」。
徳島県の北部を雄大に流れる吉野川流域は、藍染料の
日本一の産地です。
この地域の平野部に見られる高い石垣と白壁の建物に
囲まれた豪農屋敷や脇町の「うだつ」があがる町並み、
「阿波おどり」のリズムからは藍染料の流通を担い、
全国を雄飛した藍商人のかつての栄華を
うかがい知ることができます。
この地域では、今も藍染料が伝統的な技法で
生み出されており、
その色彩は人々を魅了し続けています。
勝瑞城跡もこのストーリーを構成する32の
文化財の一つに数えられています。
阿波の藍は室町時代にはこの地域の特産となり、
室町時代後半に勝瑞城下で藍染料に加工される
ようになったと言われています。
藍が阿波の経済基盤として発展する
契機となった地です。

藍の色は東京オリンピック・パラリンピックの
大会エンブレムを彩り、注目度も高まっています。
藍を通して育まれてきた徳島の歴史や町並み、
阿波踊りといった徳島にしかないものを
今回の日本遺産認定を契機に多くの人に
知ってもらい、徳島に実際に来て実際に体験して
貰えたら嬉しいです!

posted by 勝瑞遺跡公式 at 14:16|
日本遺産